うつ・気分の落ち込みが続くとき|受診の目安・治療の進め方・ご家族ができること
気分の落ち込みや興味の低下が2週間以上ほぼ毎日続き、生活に支障が出ているときは、「気のせい」と我慢せずに一度ご相談ください。
うつ病は、休養と治療で回復をめざせる病気です。治療は、生活リズムを整えることを土台に、お薬、精神療法、環境調整を組み合わせて進めます。
このページは、四街道森山クリニックの「こころの相談ガイド」のうち「うつ・気分の落ち込み」のテーマの要点をまとめたものです。くわしい解説は、当院の患者さま向けサイト「こころの相談ガイド」の各記事でご覧いただけます。
▶ もっと詳しく(患者さま向けサイト「こころの相談ガイド」)
- ・うつ・気分の落ち込み(まとめページ)
- ・うつ病のサインとセルフチェックの考え方|「気のせい」と迷ったときに
- ・休職の判断と診断書の流れ|うつ状態で仕事を休むときに知っておきたいこと
- ・家族がうつかもしれないとき|声のかけ方と受診のすすめ方
うつ病では、どんなサインがみられますか?
- ・こころ:気分が沈む、何をしても楽しくない、自分を責める、集中できない・決められない
- ・からだ:眠れない(または眠りすぎる)、食欲の変化、疲れやすい、頭痛・肩こり・胃の不調が続く
- ・行動:朝起きられない、仕事や家事が進まない、人と会うのがおっくう、趣味をしなくなった
ご本人より先に、周りの方が「口数が減った」「遅刻や欠勤が増えた」と気づくこともあります。インターネットのセルフチェックは目安にとどめ、結果だけで判断しないでください。→ うつ病のサインとセルフチェックの考え方
「ただの落ち込み」とは、どう違うのですか?
つらい出来事のあとに気分が沈むのは自然なことで、多くは時間や休養とともに回復します。落ち込みが長く続き、仕事・家事・学業に影響が出ている場合は、うつ病などの可能性も考えて診察を受けることをおすすめします。気分が高ぶって活動的になる時期がある方は、双極性障害との見分けが大切なため、診察でお伝えください。
どのように治療を進めますか?
まず休養と生活リズムの立て直しを考え、必要に応じて抗うつ薬などのお薬、精神療法・心理療法、職場や家庭の負担を減らす環境調整を組み合わせます。抗うつ薬は効果を感じるまでに時間がかかることが多く、自己判断で急にやめないことが大切です(抗うつ薬の飲み始めに知っておきたいこと)。治療全体の考え方はこころの治療の組み立て方をご覧ください。
仕事を休んだほうがよいか迷うときは?
休職が必要かどうかは、症状や仕事の状況をうかがって医師と一緒に考えます。診断書の流れ、休職中の過ごし方、復職までの段階は休職の判断と診断書の流れにまとめています。
季節や産後・更年期で気分が変わることはありますか?
あります。毎年日が短くなる季節に気分が沈み、眠りすぎや食欲の増加がみられる場合は、季節性のうつ病のことがあります(秋冬に気分が落ち込むとき)。出産後や更年期も、ホルモンや生活の変化が重なり気分が不安定になりやすい時期です(産後・更年期の気分の落ち込み)。
家族はどう関わればよいですか?
「がんばれ」と励ますよりも、まずは話を聞き、つらさを受け止めてください。退職などの大きな決断は、調子が落ち着くまで先送りすることを一緒に考えるのも一つの方法です。支える側が疲れないことも大切です。→ 家族がうつかもしれないとき
急に具合が悪くなったときや、命の危険を感じるときは、予約を待たずに119番または救急医療機関にご連絡ください。死にたい気持ちが強いときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)などの相談窓口にもすぐにご相談ください。
「うつ・気分の落ち込み」のくわしい記事は?
当院の患者さま向けサイト「こころの相談ガイド」に、テーマのまとめページと個別の記事を掲載しています。
- ・うつ・気分の落ち込み(まとめページ)
- ・うつ病のサインとセルフチェックの考え方
- ・休職の判断と診断書の流れ
- ・抗うつ薬の飲み始めに知っておきたいこと
- ・秋冬に気分が落ち込むとき
- ・家族がうつかもしれないとき
- ・産後・更年期の気分の落ち込み
よくあるご質問
Q. どのくらい続いたら受診したほうがよいですか?
A. 気分の落ち込みや、以前は楽しめたことに興味がわかない状態が2週間以上ほぼ毎日続き、仕事・家事・学業に支障が出ているときは、一度ご相談ください。期間にかかわらず、つらさが強いときは早めの受診をおすすめします。
Q. 休職のための診断書は、その日にもらえますか?
A. 当院の公式ホームページ「よくあるご質問」のとおり、担当医の判断にもよりますが、ほとんどの場合当日に記載してお渡しできます。会社指定の書式がある場合はお持ちください。
Q. 家族が受診を嫌がるときは、どうすればよいですか?
A. 責めたり無理に連れて行ったりするよりも、まずは「眠れていないようで心配」など体調への気づかいとして声をかけてみてください。予約を手伝う、付き添うといった関わりが受診のハードルを下げることがあります。ご家族だけでのご相談についても、お問い合わせください。
ほかのテーマも知りたいときは?
6つのテーマの一覧は「こころの相談ガイド」目次、病気ごとの説明は心の病気についてをご覧ください。
予約・相談はどうすればよいですか?
紹介状がなくても初診のご予約・受診ができます。ご予約は公式LINE、お電話(043-312-3201)、インターネット予約(アイチケット)で承っています。持ち物やアクセス、医師ごとの担当日は診療時間・アクセスをご覧ください。
四街道森山クリニック(心療内科・精神科・内科)
〒284-0005 千葉県四街道市四街道1-2-8 和田ビル1F(JR四街道駅北口から徒歩約1分)
診療時間:月〜金 9:00〜12:00/13:00〜17:00(土日祝休診)
TEL 043-312-3201
このページは一般的な情報と当院の考え方をご案内するもので、診断や治療方針の代わりにはなりません。気になる症状が続くときは、自己判断せずご相談ください。
出典・参考:
・厚生労働省「みんなのメンタルヘルス総合サイト」うつ病
・日本うつ病学会「うつ病診療ガイドライン2025」
・厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」
・四街道森山クリニック 公式ホームページ「よくあるご質問」